【God-Game】~神様のゲーム~ <03ゲーム目>

有朱  2006-07-26投稿
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「・・ここは??・・クッ!!頭がわれそうだ。」
総司は起き上がり辺りを見渡した、見慣れない造りの家のベットの上。どこからか食べ物の匂いがしてくる。
「ここはどこだ!??」
「目を覚ましたかね??」
「!!!???誰だっ!?」
総司がドアの方を見ると、老人が立っていた。
「家のすぐ側の通りで倒れておったのじゃよ。」
「倒れていた!?」
「覚えておらんのか??」
「・・!!後二人いなかったか??」
「いや。おぬしだけじゃよ。」
「そうか。」
総司は立ち上がりドアを出た。
「待ちなさい!!まだ動ける体ではない!!」
老人は総司の腕を掴んだ。
「離せ無礼者!!我を誰だと思っている!!」
総司は老人の手を払い除けたが、頭痛が走り体が痺れて言うことを聞かず壁にもたれた。
「言わんこっちゃない。ベットに戻りなさい。」
「クソッ!!煩いっ!!!!」
総司は体を無理矢理動かして、玄関のドアを開けた。
「っ!!!???」
ドアを開けたとたん総司は何かにぶつかり、その勢いで壁にぶつかりその場に座りこんだ。
「くっ!!」
「あっ!!悪い!!・・病人は寝てろよ。」
「誰だキサマッ!!」
「人の家で誰だとは無いだろ。」
「煩いっ!!」
「たくっ!!あっ!!じいちゃん頼まれた物買って来たぜ!!」
「ああ、おかえり蛍(ほたる)。こっちに持って来てくれるかい??」
「分かった。」
蛍は左手に荷物を持ち、右手で総司を担いだ。
「!!??はっ離せっ!!無礼者!!」
「ちょっとはおとなしくしてろ。」
蛍はベットに総司をおろして、老人に荷物を渡した。老人は椅子に座り総司に話しかけた。
「おぬしの名は??」
「・・・。」
総司が黙っていると、蛍は総司を睨んだ。
「・・神咲 総司だ。」
「私は九重 龍光(くのう りゅうこう)とゆう。こっちが・・」
「泌ヶ谷 蛍(ひつがや ほたる)。」
「・・息子じゃないのか??」
「息子だよ。血は繋がっていないがのぅ。ほれ、食べなさい。」
龍光は器に粥を注ぎ総司に渡した。総司は無言で受取り粥を食べた。
「・・・。」

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