罪悪感 21

ユキ  2006-07-26投稿
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『佐山さん…あなたは社長を愛してるのですか?』

『愛…わからないゎ…なぜ社長と付き合ってたのかすら…思い出せない…。』

翠は原稿を握りしめて言う…。

『佐山さん…あなたは社長を愛してるんだ…。』

翠は達也を見据える…。

『知ってますか…?涙は愛する人のために流すものなんです…。』

達也は…今にもこみあがりそうな涙を我慢し…話を続ける…。

『頑張って下さいよ…まだ遅くない…それにこの小説…ラストはハッピーエンドなんだ…。』

新条君…私を勇気づけてくれるのね…だけど…。



『もう遅いゎ…私…今日で会社を辞めてニューヨークの実家に帰るの…。』





もう…遅いのよ…………。

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