『このやろーがぁ〜』
わっ、いきなり扇風機がつきました!
え?これって妄想でしょ?
何故に?もしかして扇風機さん、あなた生きてるの!?
「暑いからつけるわよ」
母でした……。
「んもぉ〜駄目だよ今扇風機さんと会話してるんだから〜」
「は!?」
母は私を絶対零度の目で私を見て去って行きました。
まあいいや。
続き、続き。
『おめぇさんよ、あんた夏の間ずっとクーラーしかつけねえのか?違うだろ?あんたの家はそこまで財政的に余裕ねーだろ?扇風機様で我慢してるだろ?』
「はあ、家庭事情をよく知ってますねぇ」
『あったりめえよ!何年ここんちの扇風機やってると思ってるんだい!』
「なんか時代劇調!?」
続く