ノンフィクションの愛の結末34

 2006-07-26投稿
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こうして心はネックレスを受け取って、店を出た。すると、店を先に出たみんなが心を待っていた。真っ先に話し掛けてきた。

「心ちゃん、彫ってもらったんだ!!」
『うん♪♪昭幸がお土産買ってくれるって言ってたから、心も買おうかなって思って』

すると、香澄が話す前に優太が先を歩き始めてみんなに言った。

「なぁ、来たんだから中も見てお参りしようぜ?」
「行く行く〜」

釣られて健司が先を歩いたので心たちも着いて行った。そして、本堂へ着いた一行は賽銭箱にお金を入れて神にそれぞれの願いを伝えた。
心はもちろん

{昭幸が明日無事に帰って来てきますように…}

それだけを願った。一筋の涙と共に…。そして、誰にも見られないように一番最初に目を開けて涙を拭った。そして全員が目を開けた。せっかくだから、と香澄が言ったので一行は隅々まで見て回った。清水の舞台で記念撮影をしたり、お守りを買ったり、一通り見終わった。そして帰ろうとして本堂を出て階段を降りていると他校生の集団が階段を上ってきた。

『アレ、学年行動だね』
「だね〜!!」

と返事したのは香澄。

『ちょっと待って…アレって………』


続く…

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