一台のイエロータクシーが、一軒の住宅の前に停まった。
やがてそのドアが開かれるとそこから2人の男女が姿を現し、2人はその間々目の前の住宅に向かって歩き出した。
「ふぅ、久しぶりだな」
スティーブはそう呟くと、ゆっくりとインターホンを押した。
「ふふっ、どんな人なんだろ」
メアリーは期待に胸を膨らませながら、スティーブの横で待ち構える。
すると10秒程経った時、目の前の扉がゆっくりと開かれた。
「来たのね」
そう言って2人の前に現れたのは、白いワンピースを着たブロンドの女性であった。
「久しぶり“姉さん”」
スティーブは満面の笑みで彼女に微笑む。
その女性も彼に微笑み返すと、スティーブの隣りに立つメアリーを不思議そうに見つめる。
そんな彼女の様子にスティーブはすかさず、
「ああ、こいつは俺の相棒のメアリーだ」
するとメアリーは微笑みながら、
「初めまして。メアリー・スミスです」
彼女も微笑むと、メアリーに手を差し出した。
「私はジュリー」
メアリーはそのジュリーという女性の手を握り、2人は握手を交わした。
そうして2人は、スティーブの姉であるジュリーという女性に導かれてそのまま家の中へ入っていった。
そのスティーブの姉であるジュリーという女性は、とても知的な瞳を持つ綺麗な女性であった。
また、身長は大体174cmくらいで長身である。
やがて三人はリビングへと来ると、突如と一人の少年がスティーブに駆け寄った。
「あっ! 叔父さん! ひさしぶり!」
「おぉアンディ! 元気にしてたか!」
そのアンディという少年はスティーブの胸に飛び込み、スティーブはそのままアンディを抱き上げた。
「ママ! やったぁ! 叔父さんが来たよ!」
アンディは叔父との再会に喜びながらスティーブの温もりに浸る。
「さっ、そこのソファーに座りな」
メアリーはジュリーに言われたようにソファーに腰を下ろすと、彼女に続いてスティーブもアンディと一緒にソファーに座った。
続く