「凜…
凜と一緒に撮った写真も
指輪も
全部全部…
取られちゃった」
泣きながら頷くあたし。
何も言ってあげれないあたしに
君は優しく言った。
「大丈夫。
ものは捨てられたって
気持ちは捨てられないから。」
うん、うん、
…泣きながら言うあたし。
またまわりの景色が歪む。
この日は、あたしの誕生日だった。
君はあたしを学校に呼んで
2人でお祝いした。
「…ガガッ…ずっと
ずっと…ガ゙ッ大好き…ガガッ……。」