Invisible Answerer -ep8-

へたれもち  2009-08-20投稿
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私は…今、目に見える
光景が信じられなかった
…神崎零…彼は…
馴れてるように見える。

月並みの表現だけど
舞うように、流れを作り
闘っている。


…動きにある一定の癖が
あるな、そう…多分だ…
防いでからの攻撃…

肩周辺を狙っている。
それも内から外に…。

逆に攻めてからの防御に
も癖があるな。
常にカウンターを狙って
いるようだ。

…隙はあるのだが、狙う
のは極めて困難だ。
となれば…武器を…と
思っていた時だった。

突如、視界が真っ白に
なった。視界は元に戻ら
ずにぼんやりとなる。

フラッシュで目を
潰されたようだ。

視界が失われる…かなり
絶望的ではあるが、
どうにかしなければ…

僕はただの肉片となって
しまうだけだ。
だが、どうせれば良いか
わからない。

視界が回復するまで
逃げるか?
いや、無理だろう。

ちょっと待て?僕は
生きようとしてるのか?
こんな狂ったゲームの中
…何のため?

愚問か…生きるのでは
なく、ただ殲滅したいが
ためだけ…だろう。

目の先に風を切る感じが
する…もっと何か感じ
られないか?

感覚を研ぎ澄ませ…
第六感…昔からある危機
回避のための感覚…

ブレードに何かあたる…
まぐれか?何回か防ぐ
内に精密さが増す。


ふむ…観客は盛り上がり
は上々…後は連中の反応
か……。

「他のマシンはどうだ?
まだ二階だから軽装
だが?」

「他に交戦中なのが二機
あります。ですが、
両方ともターゲットが
逃げたため、探索モード
に切り替わってます。」

「そうか…ふむ、機動性
に問題有りか。仕方ない
ものだな。」

流石に広いと追いかけ
られないか。

「状況によっては例の物
を出せ。」

試作だが…まあいい。


…彼は何者なの?
何もかもが常人場慣れ
している。

怖い…眼だって見えて
ないはずなのに…
彼は…零は何者?

これが私の中に芽生えた
彼に疑惑だった…。



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