DRAGON LOVER 6

木村蜜実  2009-08-20投稿
閲覧数[506] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「おい…いちゃつく前に俺をどうにかしてくれ…。」

ライアンが僕の足を引っ張る。

「あぁ…そうだな、取りあえず家に行くか…。」

天獣族と龍族、この対決を見ればよかった…と少し後悔。

僕の家に行き、ライアンに事情を説明した。
ライアンのキズを手当しながら…。

「要するに、付き合うわけね…。」

ライアンは俯きながら、僕の足を叩く。

「そうゆうことになるな…。」

二人同時にため息…。

「なんで二人でため息つくのよ!」

エリンはふて腐れた顔をしてこっちを見る。

「エリン、今日は帰れ…。明日また会おう。」

僕はエリンの肩を抱いて玄関まで送る。

渋々手を振り帰って行くエリンを確認して、僕は部屋へ戻る。

「いいのか、帰して。」

「平気だろ。」

そしてまたため息…。

思わずあんな事言ってしまったが…。

「お前、龍族と一緒になるには、王に了解をもらわないとダメだぞ…。」

そう、『掟』では、族性が違う者同士の縁は届け出て、王の承諾書をもらわなければならない。

反乱を起こしている龍族との縁は却下されるに違いない…。

「わかってる…。魔界に戻ってからでもいいだろ…。」

「てかさ、なんで龍族は反乱を起こしたんだろうな…?今まではおとなしかったんだろ?」

「さぁな…。わかんね…。」

そしてため息…。

これから、エリンに振り回される毎日がくる…。

僕もライアンも、エリンを怒らせないようにしようと強く誓った…。




1章 終り

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 木村蜜実 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]
カレが離さない唇★
★人気の魅惑グロス


▲ページトップ