いつも、後輩はボクの機嫌を伺うのだ
機嫌が悪いと思ったときには
「先輩、今日機嫌悪いんですか?」
とか
きいてくる。かわいらしい
「先輩が元気ないと、あたしもなんか調子狂いますよ〜」
って、言ってくれる。
ある日のコト
後輩がいつもと明らかに今までのテンションとちがうのに気付く
「どした?大丈夫か?」と、ボク
「ええ、大丈夫ですよ〜」と、あっけらかんに返す後輩
その瞳のウラには涙が潜んでいて
今にも飛び出しそうに、コソコソと潜んでいる
「先輩・・・。」
そういうと彼女は泣きつくのだった