俺は又々ビックリ。
大体学校なんて勉強が面白いから出てるだけ!
嫌いなセンコウや嫌いな科目は当たり前サボる。
毎日遅刻好きな時(仕事の都合上)帰る。
学校の規則なんてハナから相手にしない。
先生にしたら一番扱い憎い生徒の自覚は充分持っている。
尊敬してるよ…やはり企み事あり、手馴ずけようってか?
飼い犬にしようか?
「先生それはないでしょ。
俺は先生から叱られても褒められるチュンボウじゃないし」
「他の先生は殆どそうよ!
山田君だから言うけど、でも私や若い女の先生は皆さん山田君の事を褒めてるよ。
パチンコ屋は不味いけどだけど働かないと生活出来ないんだから………」
児島先生が泣きそうだから
「頂きます。先生紅茶美味しいです。
前パチンコ屋の社長…不味いですねパチンコは」
「山田君優しいんだね。
誰も何もしてくれないのを知ってるからかな。
淋しさを知ってる人程優しくなれるからね」
「先生も淋しいんだろ…ジャナクテ俺の気持ちが解るはずないから…俺だって勉強したいし喧嘩もしたいよ…だけど母さん一人で子供六人喰わして行けないよ〜頑張らんと」
「そうね前ね山田君がパチンコ屋の店員してる事職員会で問題になったの…
私が山田君の家の事調べて初めて知って報告したの…誰が金を出してくれますかって、若い女先生は皆さん黙認か応援しよう…
お金をだしあおうといったけど…………
私が反対したの山田は何も言わず働いている。
彼のプライドを安っぽい金で傷つけないでくれ!
ってごめんなさい保護者でもないのに」
児島先生はついに泣き出した。
年上だけど愛しく思った。
「ありがとうございます。
児島先生のおしゃる通り俺は俺の力で生きていくつもりです。
母親も皆さんのお世話にならず親子で頑張って生きていこうといってます。
俺が長男一番下は未だ赤ん坊です。
産まれて直ぐに父は死にました。
俺が泣くと皆泣きます。
俺は泣きません」
「私ね冬休み後学校を辞めて邦に帰って結婚するのだからもう山田君の前から煩いヒステリー婆はいなくなるから…………」
児島先生は泣きながら俺を抱いてくれた。
「一回だけ山田君先生が抱っこしてあげてるから泣きなさい」
俺は思い切り声をあげて日頃の鬱憤をなきながら話した。
その日俺は児島先生の家に泊まった。