はじめまして、私はSFのジャンルで小説を書いているのですが、行き詰まってしまいました。
この作品はただの思いつきです。
気が向いたら、観てください。
俺は今、医療機関の問題を身を持って感じている。
と言っても俺は医者でも看護士でもない、むしろ逆、世話になる立場の人間だ。
まぁ、問題と言っても衛生的や管理といった死角問題じゃない。
だからと、放って置いて良い問題でもない。
問題に直面したのは、今から一時間程前。
夏休みにも関わらず、病院のベッドの上で高校野球をテレビで見ていた。
本当なら今頃は、太平洋を真下に控えた飛行機の中だったのに。
つい二日前、盲腸炎で入院してしまった。
親はというと、キャンセル代が勿体ないから行ってくるね。
なんて、病人の看病もしないでハワイに向かってしまった。
残念と言えば残念だが、少しホッとしている。
初めての旅行が国外というのは、結構戸惑った。
そんな訳で病院で独り寂しくテレビを見ていた。
問題は俺が寝ている間に発生した。
テレビは付けっぱなしで、ホームランの歓声で目が覚めた。
ふと寝返りをうつと、隣のベッドのカーテンが閉まっていた。
新しく人が入院したんだろう、まぁ、気ままには出来なくなるが、暇はしないで済みそうだ。
そう思ってカーテンを開いてしまった。
そこには、着替え途中の女性が居た。
「 」
お互いの視線が重なる。
ヤバいと思っても、体が動いてくれない。
「スッ、スッ、スッすみませんでした!」
やっと言えたのは、謝罪の一言だけ。
「えーーーーーーー!?」
と、心の中で叫んだ。