ディフェンド? ”アクシデント?” 24

 2006-07-27投稿
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 「・・・痛っ・・・」
 李那は目を開けた。啓吾はすでに、立ち上がって李那を見下ろしていた。
 「御前、何してんだよ」
 「あっ・・・、ゴメンナサイ・・・」
 李那は下を向いた。啓吾は、李那を睨みつけている。そこに、怜達が来た。
 「アイツは?」
 怜は、息を切らしながら言う。
 「見逃した」
 と、啓吾は小さい声で言う。怜の隣にいた凛は、李那の様子がおかしいことに気づいた。
 「李那・・・、どーしたの?」
 凛は、李那の顔を覗き込んで言う。李那は、泣いていた。
 「啓吾。泣かせた・・・」
 「泣かせたんだ・・・」
 「泣かせた・・・」
 と、凛が言うと怜と由宇が啓吾を睨みつけながら言う。
 「俺のせい・・・?」
 啓吾は、小さい声で言う。李那は、目を手でこすりながら言った。
 「違います。私が悪いんです」
 と、李那は小さな声で言った。

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