目の前に分厚いステーキがある。単なるステーキではない、高級なレストランのステーキなのだ。
そのステーキを一口食べると……不味い!
肉は臭味がまだ残っており塩や胡椒、ハーブやソースなどでは全然消えない臭みなのだ。
脂身も油でギトギトしており、とても食べられる代物ではない。
私は、こんな物を作ったコックを呼び出し文句を言った。
しかしコックは悪びれる様子もなく平然とこう言うではないか。
「仕方ないでしょう、肉が悪いんですから」
確かにあの肉がとても悪かったのを思い出した。
コックに一体何の肉か聞いて見ると……
レストランの夢から覚めた私は、健康の為に運動を始めた。