玄関の奴らは、二人で十分だった。
「おい野田?俺様の客はどこだ?」
「黒沢さんの教室です」
「三階かよ」
向かおうとした時。
「テメェが黒沢か?」
「誰だテメェ?おい野田。コイツがそーか?」
「違います」
「そーか・・・邪魔」
バシッ パリン パリ パリ
「グハッ・・」
「バイバーイ。野田、後片付け頼んだ」
「ハイ。テメェさっさと帰れコラァ」
「黒沢まだか」
「あんたか?俺様を呼んでんのは?」
「じゃーテメェが黒沢か」「そーだよ」
バシッ バシッ
「うらぁ」
バン
パンチニ発をくらい、とどめに蹴り。
「ハッ。ばっかじゃねーの。俺はその程度じゃーねーのよ」
「んだとコラァ?」
バシッ バシッ バシッ
バシッ バシッ バシッ
「ハーハー・・・どーしたもー終か? うらぁ」
たったの一発で倒せてしまった。期待もたいしてしてなかったから、まっ予想どおりって感じだ。
「・・・ほ・・ほん・・とあいつ・・そっくり・・だ・・・きにいらねー」
「あいつ」黒沢龍とまた・・・