第二章 第二話
ユーリは洞窟を真っ直ぐ進んだ。
そして出口が見えてきた。
(早く帰らなきゃ!)
ユーリは気が焦り何かにつまずいて転んでしまった。
(いたい!一体何なの?)
ユーリは下を見た。
(こ……これは…)
そこにはやけに派手な携帯電話が転がっていた。
(派手過ぎる!目がいたいワ!)
しかしユーリはそのおかげで思い出したことがあった。
(そういえば…あの女の子の水着も派手だったわね……)
ユーリはもう一度携帯電話をまじまじと見た。
ユーリには携帯が事件を解く鍵のような気がしてならなかった。
(……よし)
ユーリはしっかりと携帯をにぎりしめて洞窟を出た。
第二話 了