DRAGON LOVER 3章
暑い…熱すぎる…。
僕等にとって1番嫌な季節…。
夏がきた…。
「ハーン…プール行こうぜ。」
ライアンの顔は汗ダラダラ…。
「そうだな〜行くか〜。」
家の中で男2人。
裸になってごろごろしていた。
エリンはあの事件以来、奈々ちゃんと仲が良く、買い物とかに行くようになっていた。この間の遊園地の男は弟だったらしい。
そういえばさっきから、ライアンの様子がおかしい。
何かいいたそうな…。
僕等は近くのプールへと足を運ぶ。
泳ぎが下手な僕は秘密兵器の浮輪を出し、それに捕まりながら泳ぐ。
「なぁ…。」
ライアンは思いたったように話しかけてきた。
「なんだよ。どうかしたか?」
僕は水面に顔をつける練習をしながら答える。
「エリンとキス以上の事したか?」
あまりにも突然の質問…。
僕は思わず。水を飲み込んでしまった…。
「げほっ!何だよいきなり!!」
(こんなトコで聞くな〜)
「奈々ちゃんがな…なんでそれ以上してくれないの?って聞くから…。」
確かに…。
僕もエリンにはそれ以上は何もしていない。人間も魔族も似たようなもんだと思った…。
「なぁ…エリンに…。」
「してねぇよ…。俺だって…してみたい…。」
「だよな…。」
ヘタレな男達…。
けど、そんな経験もない僕は、どうすればいいだろう…。
「ライアンはあんのか?経験…。」
僕はさりげなく聞いてみた。
「あるよ。一回だけ。」
サラっと答えるライアンに
(ま…負けた…。)
と心で呟く。
「ハーンだってあるだろ?」
僕は…一回もない…。
黙っていると驚いた顔をして…。
「まさか………。」
「それ以上言わないでくれ!!」
僕は恥ずかしくなりそっぽを向く。
ライアンの顔は
勝った…
とゆう顔をしてる。
いつもエリンが泊まりに来るが、そんな事考えた事もなかった…。
エリンも、そう思っているだろうか…。
「なぁ、今度泊まりがけでディ○ニー行くだろ…。」
「あぁ…。」
2人考えてる事は一緒だった…。
ディ○ニーが勝負!!
僕等は家に帰り、変な計画を練る…。