DRAGON LOVER 19

木村蜜実  2009-08-27投稿
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運命の日は明日…。

僕とライアンは大学の友達に、いろいろと相談をしている。

何の相談かって?

それは…。

いいムードを作る方法…。

大学の友達、森山勇気(モテるいけめん)にいろいろと聞き出す僕等…。

まさにヘタレ…。

ヘタレなんて言葉、僕らが何で知ってるか…。

それは、勇気が教えてくれた。

「お前らホントにヘタレだな〜!」

勇気は大爆笑…。

そんな情けない僕等に、勇気が言った事は…

「ムードなんていらねぇよ。愛があればいいんだよ。」

愛ですか………。

ライアンは顔を赤くして僕を見た。
僕も多分赤くなってるに違いない。

「なんだかんださ、女も待ってるもんだよ。まぁ、頑張って下さいな。」

そう言って、勇気はさっくりと帰る。

「…やっぱそんなもんかね。」

「…あぁ、そうかもな。」

僕等、またため息…。

あんな事をあっさり言う勇気はカッコイイ…。

「勇気ってかっこいいよな…なんかモデルっぽいし、あいつが言う言葉が何でもかっこよく聞こえるのはなんでだ?」

「なんでだろうな…やっぱカッコイイからじゃねぇか?」

「…俺たちも、見た目ぐらい良くしようか?」

「そうだな…そうしよう!」

何故か見た目…。

せめて良くみられるように、僕等は勇気がよく行く渋谷へと出掛ける。

人がいっぱい…。
吐きそうだ…。

「ハーン…早く買って帰ろ…。」

「そうしよう…。」

僕等は店員がすすめてきた服を買い、そそくさと帰る。

デニムのブーツカットに黒のTシャツ、小物を少し買ってみた。

ライアンも似たような感じで買い物をした。

『明日はオシャレするから、今日はお泊りしないね』

とゆう、エリンからのメールに、

『俺もオシャレするから期待してて』

と返事をだす。


明日が待ち遠しくて、今日は眠れそうもない……………。



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