ここは・・・。
不意に気がついた俺の手は震えていた
目の前に見えるのは… いや…
正確には霧で見えない。。
しかし霧がかかるこの池には…
ぼんやりと…何かがこちらを・・・
睨ンデいる!!!
スーッと・・・そいつは近付いてくる。
「止まれ!!」
声は出ない
最初に言ったが周りは霧で見えないはずだが・・・
そいつは・・・
そいつの顔は目が一つなく、
いや!
目は2つ・・・
顔も見えちゃうはずだな
だって俺の目の前にいるんだ・・・
ぽっかりあけた口の中にある目ん玉が俺を睨みつけんだ
アイキ… アイキ…
男「亜依樹!」
亜依樹「うぅあ!」
ハァ…夢だったのか。
俺の名前は亜依樹。。
極道の世界で生きる俺は最近この悪夢をみる
不思議な事に臓器売買した際には、やつは口に・・・
一体誰なんだ??
俺の作り上げた妄想の生き物?それとも
男「なぁ亜依樹。昨日の東出組の幹部の目ん玉、昨日引っこ抜いたんだってな??抗争始まるんでないかって、話題で持ちきりだぞ」
亜依樹「抗争が恐くて極道でいきれんのか?」
違いねーなぁ!!
…カェ ザザザ…
亜依樹「あん?なんか言ったか」
その時、俺の首筋から、足の先まで。冷たい冷たい池に沈んだ…
そうだ夢の池だ
ウヴ片目が見えない・・・
肺にぽっかり穴が開いた気分さ。
耳の聞こえが悪いから、手で触ろうとしたのさ…
デビル「その手はコイツかい??」
亜依樹「俺の手を返せ!!」
俺は見知らねえ、やつに飛びかかった!!
ソウ… 首だけでトンダみたいなんだ
デビル「ヒィたまらんなぁ。。お前が人から奪った分だけ俺様が頂くぜ。アア一つだけ返してやるな」
言うまでもない…
俺の口の中には、俺の目ん玉が納められていたんだ・・・
デビルズ‡キラー‡ハント