ハンマー野郎は上半身、下半身の二つに分かれて、倒れた。
『ふっ十勇士最強の猿飛佐助をなめるな!』
それを言い残して女の元に急いだ…
『大丈夫かぃ?怪我は?』
佐助は女に聞いた。
『…大丈夫です。すみません、見ず知らずの私を助けていただき…本当にありがとうございます。』
女は深々とお辞儀をして何回も『ありがとうございます』と言った。
『もぅ良いですょ〜それより見ず知らずでも無いですしネ!』
女はハッとして手を口に当てた。
『あなたはさっきの…?』
佐助は静かにうなずいた。