なぁ… 今から学校さぼってさっ歩道橋に行こうぜ
「またか?」
いいじゃないか青春をなっ。僕らの高校ライフをエンジョイするだけだぜ。
「ってもパンチラ見に行くだけじゃねぇか…」
まぁ堅いこと言うなや・・・
コイツは昔からの親友の尚樹。。
まぁ渋谷の高校に一緒に行ってるくらいの仲だが、ちとスケベな思考回路がたまに傷だ
とは言いつつ…
ここは実に名の知れたパンチラスポットである。
近くに無数の女子高やら高校やらがあるのだから…自然と確率はあがるさっ
コイツはそいつにまんまとハマり…
朝、遅刻するのが日課になりつつあるんだ…
しかし。。先ほどから尚樹の事ばかりいっているが…
コンビニのガラスに写る雑誌を見ている自分を見て
いや前言撤回!!
雑誌を見る振りをして、歩道橋を使うだろう獲物を…
失礼…女子高生を探している自分をガラスでみて、なんとも言い難い気持ちになるのは、僕だけですか・・・
尚樹「なぁ。しげ。」
茂は僕の名前である
尚樹「たまらんなぁ行くぞ」
・・・・・・。
僕はいつもあまり乗り気じゃない素振りを見せつつも、慣れた距離感を保ちつつ歩道橋を登った
ゴクリ・・・
白・・・?いや薄い黄色か
僕は思わず中腰になってしまった
『コラッ!!!』
ビグッ!!
直樹「やばっ逃げろ!!」
そう言うと直樹は一目散に歩道橋を走り上がった
勿論僕も逃げたかったが…
がっちり腕を捕まれてしまった。
声は女の子の声だったから、逆襲到来!!となるに違いない
しかめっ面で僕は後ろを振り返ると…
見慣れた顔だっ。
毎日見ている顔だ。
会うのは、初めてさ。。
えっ?話がおかしいって?毎日顔見てるんだろ?だって
アァ僕の部屋にカレンダーがあるんだ・・・この子の
きいこ のカレンダーが…