恋の天秤座〜アイドルに恋した夏〜10

うりぼう  2009-08-29投稿
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ハァ ハァ ハァ


「お父さんがぁ!!!」


ハァ ハァ ハァ


病院につき受付で深志本さん何処ですかと聞き、案内された場所は






安置場だった…




ドアの前に立ち…

僕は後一歩踏み込めなかった


すると…


「美奈のお友達かしら」


と、悲しそうな声で僕に話しかけてきたのは・・・恐らく母親だろう。。


話を聞くと…昨日から体調を崩し、そのまま…


「人って呆気ない生き物なんだね…。」


・・・。


「あんなに元気だったのにさっ」



・・・。



かける言葉なんて見つからない。。


深志本の母は扉を開けた


奥には泣きじゃくる美奈と・・・父



美奈「しげ……。」

僕は、うんって一回頷いただけだった…


その後、僕は学校へ行き、勿論隣の席はぽっかり空いていて。。


お昼ご飯も食べずに空だけ見ていた


さすがの尚樹も今日は僕に触れることなく、あいつなりの空騒ぎで隣のクラスのアイドル、ミコちゃんに話しかけまくっていたが、相手にされていなかったって話は後から本人に聞いた・・・


尚樹… 気遣いありがとな。


だから親友・・・なんだなぁ。




放課後。。。


尚樹「しげ。今日は真っ直ぐ帰るんだぞ」

大概いつも真っ直ぐ帰ってるぞ

とツッコミつつも、

なんか今日は散歩したくて、、、


散歩かぁ、、昨日みしもとは・・・こんな思いで散歩してたんだろうな。。


…。これ以上だろうなぁ。。


気付けば、歩道橋まで歩いて来ていた。

フッ馬鹿だな僕は…

結局自分の事しか考えてない最低人間だよ!!


さっ 帰ろうとした時だ!!!!


「変態サン゛゛今日のパンツの収獲はいかがなもんで??」



うっ゛゛゛゛


嘘だろ゛゛゛


そこには深いパーカーで頭を隠した紛れもない


きいこが居た!!


きいこ「随分待たしてくれたじゃない。これってファンのする事??バーーカ」

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