岳「あっ‥‥‥おい!由唯!」
私が公園の前を通り過ぎようとしたら岳の声がした。
由唯『岳っ!!』
私は岳の名前を叫んで、岳の元へ走って行った。
岳「お前、今通過ぎようとしなかった??」
由唯『だって私‥‥‥今日の朝来たばっかだもん』
私はわざと怒ったようにして頬を膨らませた。
岳「あぁ!そっか!それは俺が悪りぃな‥‥‥ゴメンな」
岳が顔だけをペコッと一瞬下げた。
由唯『別に良いって♪方向音痴でも来れたんだしさっ!!‥‥‥ところで、何か言いたくて呼んだんでしょ?!』
岳の顔を少し下から覗きながら聞いてみた。
岳「あぁ!そうだった。んで、話しっつーのは‥‥‥朝初めて会ったばっかなんだけど‥‥‥俺さぁ、由唯の事が」
なぜか間が間のが気になるけど、私は『何?』とは聞こうとしなかった。
岳「俺、由唯に一目惚れした!!由唯が良ければ俺の彼女になってほしい‥‥‥返事は夏休み中にしてくれればいぃから」
岳が私に告白してきた。しかも、大声で、赤くなりながら。私は当然ビックリした。でもそれで分かった。お祭り一緒に行こうは、デートの誘いだったんだ!って。
由唯『‥‥‥いいよ』
私は嬉しかったので岳に恥ずかしがりながら、OKを出した。
岳「?!?!?!?!?!!?返事早いよ‥‥‥(笑)」
岳は一瞬、驚いた顔をしたけど、すぐに笑って、私を優しく抱きしめてくれた。
由唯『私‥‥‥岳がハツカレだからね』
照れながらも私が、岳の胸の中で言った。岳も照れて居た。そしてその後、私達は時間と、お互いを気にしながら家へと帰って行った。