爆発でバラバラになった男が犯人だと誰かが話している。
男が誤って自分で作った爆弾で爆発して壁を壊しビルの外に落ちて自爆したのだと話していた。
誰も伊井 香 の事は話さなかった。
伊井 香 が怖かったから話さなかったのではない。
みんな伊井 香 に感謝していたのだ。
特に小田 真理は伊井 香 を気遣っていた。
真理「事情聴取は私達でするから伊井さんは安野さんに付き添って病院に行って。」
香「えっ!?う、うん、あ、有り難う。」
伊井 香 は安野 丈 の付き添いで救急車に同乗して病院へと向かった。
松刑事「いや〜響刑部。本当に良かったっすね。
無事に事件が解決して。」
響刑部「全く本当だ!犯人がマヌケで本当に良かった!こんな事件には関わりたくないからな。」
松刑事「全くですね。危ない事件には関わりたくないですよ。」
響刑部「本当だ!本当だ!小さな事件を適当に追い掛けまわしてる方が俺には合ってるからな!」
松刑事「自分も同じですよ。」
響刑部「よし、事件解決!署に帰って適当に報告してメシでも食べに行こう。俺がオゴるから。」
松刑事「響刑部!本当ですか!マジで嬉しいっす!寿司っすか?ステーキっすか?」
響刑部「バカやろう!もっと安いモノに決まってるだろ!」
そんな会話をしながら2人は署に帰って行った。
一方、病院では安野 丈がストレチャーで運ばれていた。
そこへ若くてキレイな看護師が来た。
看護師「話は救急隊の方から聞いています。
私は看護師長の岡です。」
香「はい、お願いします。助けてくだ…岡…?」
伊井 香 は看護師長の岡を見た!
それは紛れも無く岡 絵理だった!
岡「安心して下さい。香さん。」
看護師長の岡 絵理は伊井 香 を見てニコリと微笑んだ。
つづく