「よし、学校行くか」
「何偉そうに言ってんのよ。
私が起こさなきゃ
寝てたくせに」
「・・・・・・・・・」
裏拳かよ。
少しテンションも下がりつつ
学校に向かった。
「お前どんな力ほしい??」
「私はね〜・・・・
身体能力上げるのがいいかな」
・・・これ以上凶暴になってどうすんだか。 ボギッ
あれ? おかしいな。
腕から変な音がしたよ。。。
「いっっってぇ」
「あんた全部顔にでるのよ」
「だからって・・・ひどくね??」
「でもあんたはいいわよねー。
もう力持ってて。
あー・・・憎ったらしい」
痛みで泣けてくる俺を横目に、唯は一人でぶつぶつ文句を言い出した。唯に声をかけ――
「くぅちゃん殺れば
認めてくれるかな、かな??」
―ると殺されそうだ。命をかけてでも唯に声をかけることはなく、坂を上りきり学校についた。
「くぅちゃんはクラス何組?」
「え?
お前もう確認したの??」
「まだわかんなーい。
見えないもん」
じゃあ聞くなよ。
「なんか文句ある??」
「な、ないから」
心読めんじゃね???
「う〜ん
人だかりがすごいね。
「だよな」
「ちょっと見てきてよ」
「・・・・なんでだよ」
「私は女、
あんたは男じゃん」
「ちっ、
仕方ないなぁ」
力を使い人を掻き分けるようにして掲示板の前まできて、自分と唯のクラスをさがす。