夢で見た
君と見た夕日
あの時からたまらなく
君に会いたくなった
小さな冷蔵庫から
のぞくビール缶取出し
昼間から飲んでは
胸に刺さるなにかを
消そうとしてる
魚のあれみたいだ
まだ
待つよ、君の電話
会えないなら、せめて
声だけでもいいから
今まで苦手だった
君と合わせる目線
きっと今ならできるよ
瞳が鮮明に描かれて
夕日が窓を通り抜けた
その瞬間に
君からの電話が手招き
ビールがこぼれてもお構いなしに
優しく受話器をとった