ポジティブ・アクション39

ミッシェル  2009-08-31投稿
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昼を過ぎ、昼食を済ましたスティーブは、昼寝の為寝室へと足を運んだ。

その背後から、ジュリーも続く。

「姉さん、何か用か?」

スティーブは早速ベッドに仰向けで倒れた。

「あんた、良い娘見つけたね」

ジュリーのその言葉を聞き、両手を頭の後ろで組むと、スティーブは思わず笑みを浮かべた。

「ははっ。あいつは俺の大事な相棒だ」

「…相棒ね。所であんた、あの娘の事をちゃんと守っていける自信はあるの?」

「当たり前だろ。この身が滅びようと、絶対に守ってやるさ」

それを聞いたジュリーは、満面の笑みを浮かべて笑った。

「はははっ。まさかあんたがそんな事を言うとはね。意外だわ。それだけあの娘の事が好きなのね」

「ああ。大好きだよ。まだ会ってからそんなに経ってないけど、こんな短期間でこういう気持ちになったのは初めてだよ」

「へぇ〜。愛しているのね、あの娘の事」

するとスティーブは、ジュリーから目をそらして天井を見据える。

「そうだ。愛しているよ。ははっ、あいつにはまだ言ってないけどな」

「…そう。まあとにかく、あんなに良い子はめったに居ないんだから、ちゃんと大事にしなよ」

「分かってる。姉さん、ありがとな。色々と心配してくれて」

「…良いよ。ゆっくりしてな。私は、あんたの相棒と仲良くお話でもするわ」

そう言ってジュリーは、寝室の扉を開けて部屋から去っていった。





続く



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