恋の歌?

優香  2006-07-29投稿
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初めてここに書きます。連載で実話を元にしています。
現在16歳です。
あたしの記憶だけじゃなく、残って欲しかったからです。
読んでいただけたらなとおもいます・・・。



堀越優香。
中学3年生。現在夏休みである。
「理香〜今日だよね??」不安げに聞いた。
理香とは、私の親友。
綺麗な顔立ちに、しっかりしたお姉ちゃんタイプの子である。
「うん。今日だよ。頑張ろうね。」
「良い人見つかった?」心配そうに聞くと、
「最高のがみつかったよ。2人で7万だってえ♪」
私と理香は、援助交際をしている。
世間から見たら最低と思われるかもしれない。
だけど、お金が入る時の快感。それがたまらないのである。

待ち合わせ場所は駅の構内。
「理香〜どの人か分かる?あたし人探すの苦手だから全然分かんない・・・」
「も〜あたしがいないと優香は駄目だねえ!!」しっかり者の理香が言った。
そう。私は、3人兄弟の末っ子。
甘えん坊で、ドジで、不器用で、本当に、いい所なしの女だ。

「もしかして、理香ちゃんと優香ちゃん?」
スーツを着て、顔はまあまあな30代くらいの男。
「はい。そおですぅ★」猫をかぶって、理香がいつもより高い声で言った。
「2人とも可愛いねえ。おじさん嬉しいなあ。」
ちょっとニヤケタ表情で、腰に手を回してきた。
ラブホまで行くのには、3分かかる。
その時間、この親父と一緒に歩いてなきゃいけない・・・
知り合いに会ったらまじ終わる〜 
親父の前では笑顔を絶やさず、心の中では、心配ばかりだった。
そんなときこそ、人にあう。
それが私の特徴だ・・・。

「あれ・・・」理香があおざめていった。
「ん?どしたあ?知り合い?」親父が聞いた。
「優香!!ヤバイよ!!」
「ん?なにがあ?」心配症だけど能天気なあたしは、何も気付かなかった。
「今横通った人、将と力斗だよ!!」泣きそうな顔をして理香がいった。
「え?」一瞬で青ざめた。
将と力斗は、同じ学年の不良。将と力斗は、あたしの元彼。
将は理香の元彼でもある。そして、理香は今、力斗に恋焦がれていた。
「どおしよう〜泣 気付かれてたら死んじゃう〜!!」涙目で理香が嘆く。
「きっと大丈夫だよっ」今にも泣きだしそうな理香を必死で慰めた。
「ちょっと。俺の事忘れてない?」親父が不満げに言った。
そして、強引に2人の手を引っ張ってラブホの中まで連れ込んだ。


〜続く〜



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