席に着いた所でちょうどチャイムがなった。先生がはいってくる。
「私は桐沢 舞(きりさわ まい)。
お前らの担任だ。
あと風紀委員の担当でもある。
この時間は自己紹介にあてる。
なんか質問のある奴は挙手。」
気弱そうな男子が手を挙げた。
「あの〜・・・
力っていつ
手に入れるんですか??」
「・・・・・・・・・」
・・・・・忘れてたみたいだ。
「たしか―――。
一組の次だ。
システムが解らない奴は、
その辺にいる詳しい奴に聞け。
あと、自己紹介をしろ。 以上」
一番右前に座ってる奴が立ち上がり自己紹介を始めた。肩を叩かれたので後ろを向いた。
「どんなシステム何だろ〜ね。
わくわくしてきた。
くぅちゃんは?」
「驚くことはないだろうけど、
天使だけはごめんだな」
「天使ってなんで?
代償がいる悪魔じゃなくて?」
「あぁ。
能力が雑魚だからな」
話してるうちに順番が回ってきたみたいだ。
「飛鷹 空(とびたか そら)だ。
まぁ、気軽に空とでも
呼んでくれ」
無難に終えたかな。
「えっと・・・
名護 唯(なご ゆい)です。
よろしくお願いします」
もっと無難に終わってるし。
唯が小声で話し掛けてきた。
「力のこと言わないの?」
「別に自慢することなくない?」
「まぁ、
くぅちゃんがそういうのは
何か考えがあるんでしょ?」
「そんなのないし。
力がうまく使えないからだよ」
「嘘だ!!
人混みの中で使ってたでしょ」
ばれてたか・・・・・
「あったりまえだよ!!
くぅちゃんのことなら
なんでもわかるんだから」
だからなんで心よめんの?
「ラブパワーだよ!!!!」
ない胸(B-)反らして威張るのがやばい。抱きしめたいくらいだ。