desteny??

meeco  2009-09-02投稿
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駅前には、数軒のインターネットカフェが有った。その中でも、小規模の、人が少なそうな店を選んで息を切らして入った。

狭い個室に入った―\r

椅子に座ると、直ぐにインターネットに接続した。

URLを入力し、サイトの入口に辿り着いた。

そこには、十八禁・会員制と有り、パスワードを入力し、ログインする枠が有った。

メールに有ったパスワード、900019を打ち込んだ。

次の瞬間―\r

目を覆いたくなる様な、卑猥な画像が飛込んで来た。
意識朦朧とした私が、全裸で股を開き、中川の隠部を口に含んでいる所だった。
投稿者のコメントも添えられて居た。
『最近、飼っている猫が言う事を聞かないので、調教し直さなければいけません。また、報告します。』

画像を見てしまったショックで、無意識に私は、パソコンの電源を落とした。

携帯電話を手に取り、淳に電話を掛けた。

淳に助けを求めたくて、私は必死だった。

「もしもし?」

電話に出たのは、淳では無く、彼女だった。

「あっちゃんは・・・?」

「お風呂に入ってる。何か用?」

「お風呂・・・?」

彼女は、私の言葉に動揺する事無く、堂々と答えた。

「ええ・・・。淳さんは、今日、あなたの所には帰らないわよ。用が無いなら、切るわ・・・。」

「待って・・・。」

その時―\r

後ろから、淳の声が聞こえた。

「電話?七星の電話か?」

「うん・・・。タオル、そこに有るから使って。」

「ありがとう・・・。」

淳の声を最後に、電話は一方的に切れた。

暫く、私は動く事が出来なかった。

私は、直ぐにもう一度携帯電話を手に取り、中川に電話を掛けた―\r

私の卑猥な画像を削除して欲しい気持ちと、裏切られた淳に対する、腹いせの意味も有ったのだと思う―\r

「香里?電話くれると思った・・・。画像見たの?」

「ええ・・・。どうして、あんな事を?」

「香里が、約束破っちゃうからだよ。削除しても良いよ。今から、逢えるなら。」
「解った・・・。どこに行けば良い?」

「三十分後に、いつものホテルで待ってる・・・。」

私は、ネットカフェを急いで出ると、待ち合わせのホテルへと向かった。







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