ようこそ、魔屋へ。
入口を入った途端…360°見渡せど沢山のガラクタが散らばっていた。姫樹には、ゴミの山にしか見えなかった。
正夢『姫樹お嬢さんがお探しのアイラブユーはこれですよ。』
正夢が持ってきたのは、小さいただの水鉄砲だった。
姫樹『正夢さぁん、これがアイラブユーなのぉ??』
捺弥『やっぱ姫樹は俺の愛が欲しいのか『しつこいわ死ね!!』グオェ!!』
正夢『そぅだよお嬢さん、これを使えば……』
アイラブユー、
好きな人に水鉄砲を向けて撃てば、その好きな人はアイラブユーの効果で、あなたを好きになり、ウザいほどベトベトまとわりついてくる。
姫樹『これよこれよ!!ウチめっちゃMだから、好きなあの人に、ぎゅ〜て抱き締められたい!!それにあんな事やこんな事、えっちな事もしたぁい!!にゃははぁ〜♪』
捺弥は心の中で思った。
ゆ…姫樹ぃ!!(泣)そんな…好きな人……そんな話聞いてないぞお兄さんは!!!!!!しかもM!?俺にはドSじゃねぇかぁ!!!!!!
姫樹はアイラブユーに興味津々、アイラブユーを持った途端、店を飛び出した。
姫樹『じゃあコレ使うわね〜!!買ってくれてありがとハゲ!!』
捺弥『誰がハゲだ!!(泣)』
店内から姫樹は出て行った。正夢は大事な事を言いそびれた。それは…
正夢『アイラブユーは、一度しか使えない……そして使ってしまえば、その人の本性をも封印され、一生姫樹お嬢さんに恋し、姫樹お嬢さんくっついてくる…アイラブユーの効果解除は…不可能…』
捺弥は目の色を変えた。