カオスバスター 第7話:

キングボーズ  2006-07-29投稿
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砂煙が巻き起こり、ギガースは斧を上げた。
「ツバサさん!?どこですか?ツバサさん!?」
「もう死゙んでるよ。次はお゙前だぁ!」
ギガースはリアに斧を振りおろした。
「ビシィッ!!」
突然斧が音を立てて壊れた。
「ふぅ〜。危なかったぁ。」
リアは声のする砂煙の方を向いた。そこには土まみれになったツバサがたっていた。
「お゙前、なぜ生きてる?殺゙したはず…!」
「危なかったよぉ。斧がおりてきたときに素早く言霊を使わなかったら死んでたよ。斧に言霊使ったとき、斧にヒビが入ってさ、運良く地面と斧の隙間に隠れたってわけさ。まぁリアに斧が当たる前に壊れてよかったよ〜。」
「ぬ゙うぅ!な゙ら今度こそ殺してや゙るぅぅぅ!!」
「ハッ!何度も殺されてたまるかよ!!」
ツバサは左手に言霊を書き、ギガースを吹っ飛ばした。
「うがぁぁぁぁ!!」
ギガースの体は衝撃に耐え切れず、吹き飛んだ。
「…はぁっ。終わったぁ。」
ツバサは戦いが終わった途端、力が抜け、座り込んでしまった。リアはツバサの近くへ行き、興奮気味に話しかけた。
「ツバサさん!すごいですね!その言霊は『波』ですか!?あ!怪我してますよ!私が治します!」
そう言ってリアは左手に『復』の言霊を書いた。すると、ツバサの傷が瞬く間に消えてしまった。
「へぇ。それ、なんの言霊?」
「これは『復』です。対象の傷を癒したり、魂を浄化する効果があります。」
ツバサはリアの能力を知り、ある提案をした。
「なぁリア。一緒にカオスバスター退治、行かない?」
リアは驚き、こう答えた。
「わたしは…そんなに役に立てません…。」
ツバサはすぐに否定した。
「いやいや。さっきの奴の斧を避ける身のこなしはそこらの男よりも連れて行きがいがあるぜ。それに、リアがいればうまくいく気がする。」
そのセリフにリアは顔を真っ赤にして言った。
「…一晩考えさせてください……。」
「あぁ。」


その夜、リアは迷っていた。(私はこの村が好き。この村を守るために生きていきたい。でも………ずるいですよ。あんな風に言われたら行くしかないじゃないですか…。)
リアは顔を真っ赤にしながら迷っていた。


翌朝、村から二つの人影が出て行った。

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