幼なじみ12

フラン子  2009-09-03投稿
閲覧数[338] 良い投票[0] 悪い投票[0]

ご飯を食べおわり、二階へ勇を呼びに行くと、勇は私のベッドの上にあぐらをかいて座り、プレステをしていた。

「勇、お待たせ。DVD観よう。」

「おう。……お前このゲーム全然クリアしてねぇじゃん。」

そう言って電源を切り、二人でまた一階のリビングに戻った。

勇がDVDをセットして床にあぐらをかいて座り、私はその後ろのソファに座った。

「臨場感出すために電気消していい?オレそうしないと集中できない。」

部屋の明かりを消した。

映画が始まった。内容はアクションだ。音量を上げると本当に映画館に居るみたいだ。

派手なカーアクションに有り得ないような格闘シーン。
勇と私はあっという間に画面に釘づけになった。

映画の中盤にさしかかるとお決まりのラブシーンになり、私の体は硬直してしまった。

(勇が隣に座ってなくてよかった〜)

そう思いながら前に座っている勇の背中を見た。
肩幅が思った以上に広い。
腕は太くはないが筋肉質でテレビの明かりでも筋が見える。

しばらく勇の後ろ姿に見とれていると、いきなり勇が振り向いた。

「ちょっと隣座らせろ。」

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 フラン子 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ