【God-Game】~神様のゲーム~ <10ゲーム目>

有朱  2006-07-30投稿
閲覧数[319] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「何の話しだよ??」
天狼と総司は蛍と柚木の方を見た。
「お前に話しても無駄だ」
「はっ!!??」
「お前は我が神だと信じていないのに言ったところで無意味だ」
「・・・てる」
「えっ!?」
「だから信じてるって言ってんだよっ!!」
「・・お前」
「まず変な術使うのに人間なわけねぇだろ!!??なら、『神だ』って言われた方がしっくりくるんだよ!!」
「・・・我々神や悪魔などが住む世界を『カオス』と言う。我は神々の頂点に立つ、王の後継者だ」
「・・・まじかよっ!!??」
「じゃあ、イコール・・王子なの??」
「まあ、似たようなものだ。・・そして『カオス』には王は二人いるんだ」
「二人??・・あっ!!」
「そう、悪魔だ。悪魔にも後継者がいる。春日 恋(かすが れん)とゆう奴でな・・とにかくムカつく奴なんだ!!」
「・・どっちが強いんだ??」
「そんなの我に決まっている!!」
「互角だ」
威張って言う総司に水を差すように横から天狼が言った。
「天狼!!・・・とりあえず!!んで、奴が我を何らかの方法で人間界に飛ばし我の力を奪ったんだ!!」
「御名答」
「!!!!!?????」
皆は一斉に声のする方を見た。
「神咲久しぶりだな」
「誰だアイツ??」
「・・春日 恋」
「えっ!?アイツが!!??」
「キサマ!!ズルイ手を使いよって!!許さんぞっ!!」
「ハッハッハッ!!誰に向かって口聞いてんだよ??今のお前が俺に勝てると思ってんのかよ!!??」
恋の手が黒く光り、黒い光りの玉が総司目がけて飛んできた。
「総司っ!!」
「・・・天狼。俺の邪魔すんじゃねぇよっ!!!!」
黒い光りの玉が総司に当たる前に、天狼の掌に吸い込まれた。
「お前はこんな汚い手を使う奴じゃなかったはずだ。いつでも正々堂々と総司にケンカを売っていたのになぜだっ!!??」
「・・・・・答える必要など無い。それよりも、俺がカオスを支配するまでこっちでおとなしくしとけよ??」
「バカを言うなっ!!我がカオスに戻れば力など直ぐに戻るっ!!」
「・・お友達二人がどうなってもいいのか??」
「何っ!!??」
恋の掌に浮かんだ黒い玉に夢歌と水鬼の姿が写し出された。
「!!恋・・お前殺すっ!!!!」
総司が恋に殴りかかると、恋の姿が消え声だけが響いた。
「ゲームは始まってるんだよ。提案したのは俺じゃない。」

「華純(かすみ)だ。」

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 有朱 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ