『忘れないで。』
たった一言で、僕は最愛の人の一生を縛り付ける。
卑怯だと
最低だと
嘆き、縋られても・・・
覚えて居て欲しかった。
僕が生きた証を・・・
僕が君を愛した事を・・・
僕と君が愛し合った時間を・・・
例え、君が僕以外の誰かを愛しても・・・
なぜなら、僕はもう・・・君との思い出の中でしか生きられ無いから・・・
君が僕を・・・
僕との思い出を忘れたなら、僕はもう・・・
だから・・・
ごめんね・・・
最後の最後まで
僕はワガママで・・・
強欲で・・・
それでも・・・
『忘れていいよ』
とは言えないんだ・・・