私の霊体験〜終りではなかった〜

悩める子  2006-07-30投稿
閲覧数[917] 良い投票[0] 悪い投票[0]

私の霊体験はあれで終りではなかった…。


友達と一緒に合唱コンサートに行った時の出来事…

コンサート会場に着くと青いドレスを着た上品そうな女の人を見掛けた…その人は穏やかな顔で川を眺めてる…

「ねぇ…見て…あの青いドレスを着た人凄く綺麗!」

「えっ?青いドレス?…何処?」

人が沢山居たせいか友達はその女の人を見付ける事が出来なかった…。


コンサート会場に入り、しばらくすると照明が薄暗くなり鮮やかなドレスを着た女の人達が次々にステージに上がり始めた。

「…あっ!…居たよ青いドレスの人!…はぁっ…凄く綺麗…」

「…え?青いドレス着た人なんか居ないよ?」

「…もぅっ!…あんたはどんだけ目が悪いんよ!!」

けど…次の瞬間私はその人が生きてる人間でないと分かった




…気が付くとその人は













私の隣に座っていた……

…私は今まで沢山の霊体験をしてきたけれど、あまりに突然の事だったので声も出なかった

「ぁ…あぁ…どぅしてぇ……どぅしてぇ……」

『えっ?』

「…み…みぃ…んな…私を…無視す…す…るぅう…どぅ…してぇ…うっ…うぅっ……」

そのままその女の人はフッと消えてしまった。


────────。


コンサートが終り、あの事が気になった私はコンサートを終え出てきた出演者の人に駆け寄り、あの女の人の事を訪ねた

「あのっ…突然すみません…変な事をうかがいますが…私…青いドレスを着た女性を見ました…知りませんか?」

その人達はびっくりして、しばらく顔を見合わせた後言った

「ねぇ…その人…青いドレスを着て髪の毛が肩らへんまである人でしょ?」

「あっ…はっはい!それで背は結構高めで…」

「…あのね?その人ね…3日前にお亡くなりになられたわ…新しい青いドレスまで買ってたのに…。あの人、今日凄く出たがってたから…きっとまだ自分が死んだって気付いてないのね…」



─私はゾッとした。






あの青いドレスを着た人が
























一緒にその話しを聞いて居たから──。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 悩める子 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ