蝕まれていく純心
気がつけば廃色で
悩み続けたあくる日
一つの疑問にたどり着く
どうして私の名前を呼んでくれないの?
どうして私を見てゲラゲラ笑うの?
他人よりちょいとオカシイと
寄ってたかってバカにする
それなら普通ってなんですか?
個性もないウジ虫のくせに
ねぇ、これ以上追い詰めないで
夕焼け滲む剃刀がひどく愛しくなる
ねぇ、誰か愛してると言って
足元の景色が近く感じるまえに
理不尽には理不尽を
クルシミナサイ
蝕まれていく思考
気がつけば斑模様で
世界が変わったあくる日
一つの答えにたどり着く
きっと笑わない道化が怖いのでしょう
そっと枕下に立って小守詩 歌ってあげる
〜あなたの指をちょうだい 嫌なら 腕を 足を 心臓を…
あなたに笑顔は似合わないわ 苦悶の表情でイキテ〜
他人よりちょいとオカシイと
寄ってたかってバカにする
それなら普通ってなんですか?
個性もないウジ虫のくせに
希望なんて幻想に群がりたがる
此処に在るは絶望 気付いてください
ねぇ、誰か幸せな夢を見させて
恋と裏切りはいつも比例するもの
ねぇ、絶望なんかじゃないと教えて
何年かかっても傍で呟いて
ねぇ、これ以上泣きなくないから
赤い水滴が彩り描く水玉模様
ねぇ、あと五秒が我慢できないから
君が来るまえに独り 先に逝きます