まず私が言った言葉
「ごめん…」
まさきは目を閉じた
「私じゃまさきのこと幸せにできない…」
まさきはかくんと首を折って
「俺はゆうきでないと幸せになんかなれねーよ…」
って小さな声でいってから
「いつゆうきがそういってくるかいつも不安だった。知ってたよ、ゆうきが俺なんかのこと好きじゃないって」
違う…
好きだったといえば嘘になる
けどいつだって別れたいと思ったわけじゃない
まさきと付き合ったからわかることだってたくさんある
ちゃんとした道だった
まさきと付き合ったこと
遠回りなんて思わない
感謝しかない
「俺ゆうきのこと大好きだったんだ、幸せだったよ、忘れないゆうきと過ごした日を」
涙がでそうになった
でも泣いたら
駄目だ
振ったあたしが泣くのは最低だ
「ありがとう…あたしも幸せだった、忘れないよ、一生…」
まさきと別れた
続きは次回