私の霊体験〜かくれんぼ〜

悩める子  2006-07-30投稿
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そんな体験をしてから2週間がたった日の出来事…。

私は21:00にバイトから帰宅し、それからご飯を食べて友達からのメールを読み返信する…そんな事をしていて時計をフッとみたら針は24:00を回っていた…。

「もうこんな時間か…お風呂入らなきゃな…」

バイトで疲れきった体でお風呂に向かう…


ザバァァァアア───。

「フゥッ…」


疲れた時のお風呂はとても気持ちが良い

頭にお湯をかけシャンプーを手に取り泡が目に入らないように目を閉じて髪の毛を洗う…

シャカ シャカ シャカ…

何度かシャンプーを手に取り髪の毛に付ける…

シャカ シャカ シャカ…


───ビクッ!!

『…え…?…誰か今、私の手……触った?』


「……キャ──…ハッ─……」

『……!?』

「─キャ…─ハッ──…ハハッ…──」

『な…何!?』

私は慌てて泡だらけの髪の毛をお湯ですすぎ…目を開けた…


───────!!


私が目を開けて見た光景は“誰か”の真っ赤な目だった……そぅ…私の顔を女の子が真近くで眺めていたのだ…顔が青白く目は血走っている…髪はボサボサで長さは床に付くまである…

「キャハッ…キャハハッ…お姉ちゃん……遊んで?」


バンッ!!


「きゃあっ!!」


少し開いていたお風呂の戸が勢いよく閉まった…


「キャハハッ…ねぇ…かくれんぼしよ…かくれんぼっ…」

その女の子はそう言うとお風呂の戸からスッと出て行った


ガタガタガタ……

私の手が震えている…

『なっ…何?…もしかして私の霊感戻っちゃったの!?…そういえば…私が書いた小説の感想の所に“霊感は戻る”って書いてあったな……』


私は震える手で何とか服を着る…『と…とにかくお風呂から出よう!!』私は戸を開けようとドアの取っ手を握った…


グッ!グッ!

「やっ!?…開かない!!」

グッ!!ググッ!!

「あっ…開かないっ!…怖いっ!!怖いぃ!!やぁぁぁあっ!!」


バンッ!!


戸が勢い良く開いた

「…あっ…れぇ?…開いた………………………………ヒッ!!」












私の足元に…













さっきの女の子が立っていた…
その女の子は下から私を見上げている…

「…あ〜〜〜ぁ。もぅ見付かっちゃったぁ…次お姉ちゃんが隠れる番だよっ…早く隠れてね…」

「きっ…きゃぁぁああああ!!」

(続)

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