カオスバスター 第12話:仙人

キングボーズ  2006-07-30投稿
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ツバサ、リアと新たな仲間ガルはまだ森の中にいた。
「おいガル!何処に行くんだよ!!そろそろ教えろよ!!」
ツバサは、先頭を歩き、行き先を話さないガルに言った。
「う〜ん。しょうがないなぁ…。これから新しい言霊をもらいに仙人のじいちゃんのところに行くの!!」
『新しい言霊』の言葉にツバサの目の色が変わった。
「新しい言霊!?そんなの貰えるの!?」
「うん。もらう資格のある人ならね。」
「で、仙人って誰?」
「仙人のじいちゃんは俺に人間の言葉を教えてくれたいい人なんだ!」
「ふ〜ん。すごくいい人なんですね。」
リアがそう言うと、どこからともなく声が聞こえた。
「ふぇっふぇっふぇっ…そこまで褒められると照れるのう…。」
ツバサ達は声の主を探した。
「あっ!じいちゃん!!」
ガルは目の前の大木の上を見て叫んだ。すると、木の上からひとりの老人が下りてきた。
「ふぇっふぇっ狼のボーズか。母を亡くしたそうだな。可哀相に。」
「ありがとうじいちゃん。今日は新らしい言霊を貰いに来たんだ。」
「ほぅ…。何故お主は力を求める?」
ガルが口を開きかけたそのとき。
「オレ達はカオスバスターを倒す旅をしているんだ。そのためにはさらに強くならなければいけないんだ!!」
ツバサが理由を話した。
「ふぉっふぉっふぉっ…元気がええのう若いの。……いいじゃろう。わしが課す試練に耐え抜いたら新しい言霊をやろう。ついてきなさい。」
仙人は足を地につけず、フワフワ浮きながら進んで行った。


「ここでお主達には厳しい試練を受けてもらう。」
連れてこられたところは、森の奥深くの小さな小屋の前だった。
「どうすりゃいいんだよ。なんだってやるぜ?」
「ふぉっふぉっ。まぁ焦るな。まずは主らの言霊を見せてもらおうかの。」
するとツバサたちの前に液体のが現れた。
「それはショックボールじゃ。それに言霊を使うのじゃ。」
言われた通り、ツバサ達はそれぞれの言霊を使った。ツバサのボールは衝撃で四方に飛び散った。しかしまた同じ場所に戻って来た。リアのボールは淡い光に包まれた。ガルは口からレーザー砲を発射し、ボールを破壊した。
「ほぅ!『波』と『復』と『砲』じゃのう。こりゃ面白いわい。では試練を始めるかの。」




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