達也
「ちょ、ちょっと待って悠華ちゃん!!‘お姉ちゃん,って……!?」
悠華
「あー…やっぱりそう言う反応になりますよね」
そう言うと悠華ちゃんは小さなため息を尽きながら僕にこう言った。
悠華
「えっと…私が妹であっちがお姉ちゃんです」
指の指した方向に仁王立ちしている藍華……先輩がいた。
僕は恐る恐るあの事を聞いてみた。
達也
「ちなみに聞くけどお姉さん…何年生?」
悠華
「……3年生です」
達也&ヒビキ
『「3年生!?」』
僕とヒビキは同じタイミングでそう叫ぶともう一度、藍華先輩を見た。
そこにはまだ無邪気なところを残す小さな少女がいた。
世の中って不思議なもんだな………
真司
「打ち解けられたみたいだな。
達也には俺の補佐をしてもらう。
今日は放課後に集まらなくていいから……じゃあ全員、解散!」
そう会長が言うと各々、生徒会室から出て行った。
僕も生徒会室から出て、自分の教室へと向かった。
………………
…………
……
放課後
本条
「よーし…連絡事項は以上だ。
気をつけて帰るんだぞ!」
全員
「はーい!」
ホームルームが終わると僕は隼人のところへと向かった。
達也
「じゃあ…花梨によろしく!」
隼人
「ああ、おまえは早く行け。
花梨には言っとくから」
達也
「ありがとう!じゃあ後で!」
そう言うと僕は急いで昇降口に向かった。
手早く靴に履き変えるとペンダントが売ってある店へと急いだ。
達也
「まだ開いてるかな?あの店……」
ヒビキ
『四の五の言わずにとっとと走る!』
ヒビキにそう言われ、僕は全力疾走で店へと走った。
10分後……
僕が店に到着する時には辺りは夕暮れ色に染まっていた。
早速、店に入ると僕はペンダントを探してみた。
達也
「無い……やっぱり売れて…」
ヒビキ
『あった!あったよ!達也!!』
そう言うヒビキの指の先には探していたペンダントがあった。
とその時だった
フェイ
『リティア!あったよ!!』
達也
「えっ?」
声がする方を見るとそこにはリティアとフェイがいた。