アランバル

ユータ  2006-07-31投稿
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世界にはいろいろな勇者の物語が星の数ほどある。そのなかの一人の勇者の物語を語ろう。
しかし、彼が勇者と呼ばれるのはまだまだ先の話だが…。
〜アランバル〜勇者の気質〜
風が草原を駆け抜けて行く。緑いっぱいの草原を太陽が照らしている。太陽の光が確実に体力を奪って行く。剣を握る手も汗ばんできた。緑の草の中にひょっこり現れた銀髪の少年。
黒い瞳に、冒険初心者が着けるレザーの胸当てに普通のブーツ。そして、ショートソードより少し長めの…言い換えるなら、微妙〜な長さのミドルソードを腰に下げていた。
少年が見る視界の先には、小柄で毛むくじゃらの獣人…ゴブリンが一体いた。
すっと剣を構えなおすと、一気に飛び出した。「だぁぁぁ…あぁ…あ…あ!?」ゴブリンがいっせいに見てくる。しかし、ゴブリンは一体ではなかった。実際には三体いた。たまたま少年の位置から見れば一体に見えるだけだった。
剣を振り上げたまま動きが止まる。
今日の宿代を稼ぐためにクエストに挑み、命の危険にさらされたこの少年こそ、この物語の主人公である。



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