『実は、君に聞きたい事が一つだけあるんだけど…』
佐助が言った。
女はまたハッとした…
『…警察…ですか…?』
佐助はうなずいた。
『それは〜…』
そして女は黙り込んでしまった…
佐助は警察が何なのか、不安でたまらなくなり女の肩を掴んで怒鳴った…
『幸村の身が心配なんだょ!ケーサツってなんなんだょ!』
そして女は少し動揺した感じで言った。
『警察は、私の国の正義の味方です。』
佐助は『私の国』という言葉が心に残った。
『君の国ってどこだぃ?』