[メール受信 ママ]
『ママぁ!?』
心は走りながらメールを見た。
【京都はどう?携帯バレてなぁ〜い?(笑)お土産楽しみにしてるから☆★】
{そうゆう人だった…。}
大分前に話しの中で書いたが心は母親とカナリ仲が良い。年の差もあまりなく、容姿が若いせいであろう。親子に見られないことも屡(しばしば)ある。
母親からの予想外のメールにがっくりと肩を落とす心に優太が声をかけてきた。
「心、もうすぐホテル着くよ。携帯しまえ??」
『あっ…、そっかぁ〜。先生なんて…いなければいいのに…』
心は走り続けていたのでまだ息切れしている。
「しかたないだろ?」
『ふぇ〜ん…。疲れた………』
最後はもう独り言のように呟いた。そんなことを言ってるうちにホテルに着いた。
「間に合ったね〜」
と健司が清々しい顔で言っている。
一方同じ距離を走った心は
『………っ…はぁ………。』
死ぬ寸前だ。
こうして二日目が終わっていった。
続く…