「無関心なのと寛容なのは違うんですよ。」 そんなことを言った女の子がいた。 「さしずめキミは無関心のほうだね。」 図星だったのか、そんなこと考えたこともなかったのか、とにかく僕は何も考えられなくなってメガネ越しに笑う彼女を見ていた。 西日の射す教室でその子は儚げで、時が止まったみたいにその情景は頭から離れない。 季節の変わり目のなか、夕焼けを見てそんなことを思い出した。 ちょっとしたノスタルジー。
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