Street Children2

youki  2006-07-31投稿
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エリカは中学時代、酷いいじめに遭っている。

クラスメイト全員が、エリカをターゲットにし

精神的に徹底的に追い詰めていた。

しかし、エリカは一度も遅刻することもなく、

欠席することもなく 中学を卒業し、

高校生となった。

マイもその事実を知っているが、エリカには深く聞けないでいた。

ーーー自分から話してくれるまで、待とう。

マイは経験的に知っていた。

言いたくないことや、本人の傷となっていることを

無理やり聞き出したり、無神経に話題にすることは

傷を持つものにとって堪えられない痛みとなると云うことを。

一番いいのは、何も言わずただ傍にいること。

そうして傷つけないという信頼関係が生まれると

自分からいろいろな過去の痛みを話してくれることを。

マイがちょうど視線をあげると、エリカは煙草を

消しているところだった。

「エリカ、あたしお腹減った。何か食べに行こっ」

マイは、過去の暗い痛みをふっきるように

明るく話題を変えた。

「うん。あたしも実はお腹すいてた」

エリカもそんなマイに気づいてか気づかないのか

マイだけに見せる変わらない笑顔で答えた。

「じゃぁ 着替えて行くよ!!」

いつも通り、二人はメイクをして

エリカはマイの服を借り、制服から着替え

かなり露出度の高いミニスカートと

派手なタンクトップにでかいベルトをして

香水をふり、サンダルを履くと

薄暗くなりつつある夜の街へとくり出した。S

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