浩輔が仕事から帰って来た。優美は嬉しそうに玄関に行く。
「おかえりー、浩輔。」
「優美、ただいま。」
「優美、話があるんだ。」
「何?」
「俺も今日、マネージャーに言われたんだけど1ヶ月から2ヶ月は出張があるんだって。ライブの、それで行かないといけんから、行ってくるなぁ。」
「えぇ!?出張があるの?それで1ヶ月から2ヶ月まで。」「そうみたい。」
「嫌だ嫌だ。長いすぎるょ;どうしても行かなきゃいけないライブなの?」
「そう。どうしても行かなきゃいけない。俺だって離れたくないよ。」
「どこの出張に行くの。」
「鹿児島県に行く。」
「遠いじゃぁん〜;」
「大丈夫、俺がメールもするし寂しくなったらいつでも電話して。」
「ぅん。」
「浩輔もメールしてねぇ。」
「おぉ。毎日してやる。優美があきるって言うぐらいになぁ。」
「うん。あきるって言うぐらいに優美もする。いつ行くの。」
「明後日には、出発する予定だぁ。」
「明後日には、行かないといけないんだね。行くの早いょ;」
「俺だって、優美と早く離れるのは嫌だけどライブ待ってくれてるみんなに申し訳ないだろう。」
「ぅん。そうだょねぇ。いつでもメール出来るもんね。」「そうだぁ。」
「優美は、大丈夫。俺が選んだ女だべっ。」
「・・・・・・。」
「なぁ?」
「うん。」
「よし、安心して行ける。」
「優美も。」
「俺は、大丈夫だから。」
「本当に?」
「本当に。」
「もう、寝よう。」
「ぅん。」
「浩輔と寝たいょ。」
「俺も同じ事、考えてた。」
浩輔と優美は、笑っている。おやすみ・・・・・・。