けれども私は呟く名久井先輩を無視し、思い当たる容疑者に会うために部室を飛び出そうとしました。
しかし部室のドアを開けた途端、外からも何者かが飛び込んで来ました。
当然の如く、私と何者かは額をぶつけ合い……。
後ろへ倒れました。
痛っ……(ノ_・。)。
痛みに苦しみ悶えながらも謝罪を要求しようと何者かを見ると、相手は私をじっと見据えて来ました。
そして「容疑者」は言いました。
「忘れ物…取りに来たんだけどさ」
容疑者……満先輩がまんまと私の射的範囲内に入って来たのでした。