１、頭痛
あれ、あたしいつから勉強する時に頭に力入れるようになったんだろう？頭痛くなっちゃう。視聴覚室、先生がいつものようにビデオを見せてくれる、でもだめ、頭痛い気がする。
ごめん先生ちゃんと見ようと思ってたけど寝るね。次は家庭科、自分の結果をプリントにまとめなきゃいけない。やばい、何て言ったら良いか分からないけど辛い感じ。全然はかどらない。ほとんど白紙だったな・・・次までに家でやれば大丈夫よ。皆とのお弁当の時間になる。楽しかったこの時間、食べられない、おかしい。どうしよう、皆が心配するじゃない。午後は英語教室に移動、なんとか教材を準備して向かう。ちゃんとした異常って程でもないもの・・・そう思いつつたどり着いた自分の席。瞬間、吐き気。冷や汗が出てくる。友達に、
「気持ち悪いから保健室行ってくる。」
そう言い残して一階の保健室を目指したの。
壁伝いになりながら必死で階段を降りる、だって体が痺れてとにかく変なの。保険医の先生が見てくださって分かった事。
「過呼吸だね。」
カコキュー？一日何時間勉強しても大丈夫な
自分だったのに？涙目で耐えていた私から堰を切ったように涙が流れた。
２、気になる
その後の話。授業中、他の事が気になって仕方がなくなるようになったの。お陰で授業は聞けないわ。同じ自治会の後輩はなんであんなに妙に近づいてくるんだろう、私の事好きなのかな？そんなほんのちょっとの事だよ。
ほんのちょっとなのに頭から離れない。ある時なんかテスト中眼鏡をなくした事に気づいたの、もうテストどこじゃないの、お母さんに怒られちゃう、家にあるかなあ、今すぐ家に帰って探したい、見つけてほっとしたい。
馬鹿でしょ？でも本人は深刻。マジ勘弁。
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