「ゆか!告白…されたんだろ?先輩超いい人だし…ゆかに似合ってるよ…」
殴ってやりたかった
私の好きな人はたかしだ
「たかしに関係ないよね?」
って冷たくあたった
たかしにだけは言われたくなかった
そんなこと…
部活の時間になっても
私はぼーっとしていて
抜け殻みたいになっていた
駄目だ駄目だと自分に言い聞かせて
皆がシュート練しているゴールの下に入ったとき
―バイン…
いった………
するとあの日と同じようにたかしが小走りにやってきたのだ
私は涙が流れた
「わ!ごめん!痛かったな…保健室行こう…ついて行くから」
違う…
痛いわけじゃない
またここから初めたい
これをきっかけにできたら…
たかしをみつめた
続きます