そんな危ない部員から離れるためその日は私も渋々ながら帰る事にしました。
次の日、私は熱を出しました。
「38度7分……。これは駄目ですね」
お兄ちゃん…どうにかならないかな?
「駄目駄目駄目ー。安静にしていないと死にますよ?」
うう、そんなー。
普段敬語キャラの私も中3のお兄ちゃんにだけは打ち解けて話しています。
お兄ちゃんは私にも敬語なんだけど…少しは打ち解けて欲しいです。
「じゃ、俺は学校行って来ますね。絶対に外に出ては駄目ですから」
ちょ……ちょっと待って!
「何ですか?」
お兄ちゃんが振り返りました。
今日は学校休んでくれる?
お兄ちゃんは怪訝な顔をしました。